便(うんちの状態)でわかる体の調子【乳酸菌サプリの極み】
あなたは、毎日のお通じをしっかりチェックしていますか?
便(ウンチ)の形や色などによって、体が発するサインはバラバラです。
では、一体どんな状態がベストなのでしょうか?
毎日を快適に過ごすためには、健康であることが大前提になります。でも、知らぬ間に、あなたの体は悲鳴を上げているかもしれませんよ。。。
あなたの便は大丈夫ですか?
ちゃんと毎日観察していますか?
うんちは、実際の現物を客観的にチェックできるので指標としてとてもわかりやすいです。
昔から、健康を示すバロメーターとしてよく「快食、快眠、快便」などといいますよね。確かに、日々のご飯がおいしくて、よく眠れて、お通じも快調ならば、おおむね健康と判断できると思います。
逆に、体調が悪くなると、これらの快適さが徐々に失われます。
体のバランスがどこか崩れ始めた証拠ですね。
ここでは、便をいくつかのパターンにわけて、それぞれの健康状態について考察してみたいと思います。ぜひ、あなたの体が発するメッセージを読み解いてみましょう!
食べてから便として出るまでの腸の働き
食べたものは、胃や腸などで消化・吸収されていき、残ったものがうんちとして出されます。
食べたものが消化・吸収を経て体外に排出されるまでにかかる時間は約24〜72時間。口から肛門までは9mあり、その長い道のりを通って、うんちがみんなの体の外に出ています。
全長9〜10メートルにも及ぶ1本の管(消化管)をゆっくりと移動して栄養分となり、残ったものが便として排出されるわけですね。
この長い道のりの中で、腸はどんな働きをしているのでしょうか?
ステップ1.口から胃まで
口から入った食べ物は、消化しやすいように歯で細かくかみ砕かれ唾液と混ざり合い、食道を通って胃に運ばれます。
ステップ2.胃・十二指腸
胃に入った食べ物は、胃の収縮活動と消化液の働きによっておかゆのようなドロドロの状態に。それから少しずつ十二指腸に送られ、本格的な消化・吸収活動が始まります。
ステップ3.小腸
さまざまな消化液によって分解されたら小腸に送られ、時間をかけて栄養素が吸収されます。
ステップ4.大腸
大腸の長さは、約1.5メートル。食道、胃、小腸に続いて、消化の最終の働きを担当しています。吸収されずに残ったものは、はじめはドロドロの状態ですが、大腸の中をゆっくりと進みながら、水分が吸収されて排出されやすい硬さになり、便として排泄されます。健康な大腸は、腸の「ぜん動運動」というギュッと強く縮んでは緩む動きを繰り返すことで、便をスムーズに送り出していきます。
ステップ5.直腸(排出)
大腸の終わりS状結腸から肛門につながるところが直腸です。便は1日に数回起こるぜん動運動によって直腸に送られますが、直腸は大腸(結腸)に比べてやや太く、排便まで多くの便を溜めておけるようになっています。
便が溜まることで「便意」が生まれ、脳に伝わって排出の指令を待ちます。
食べたものが肛門から排出されるまでに要する時間は、約24〜72時間と、、、
消化・吸収・排泄の長い旅なのです。。。
元気な腸とは、どんな状態でしょうか?
あなたが活動するエネルギーや体をつくる材料は、食事から摂った栄養素です。
ですから、
消化・吸収がきちんと行われて栄養が充足していなければ健やかな状態とはいえません。
元気な腸の条件は、
栄養をしっかりと吸収する力
不要なものを排出する力
免疫力を保つ力
があることになります。
元気な小腸は、栄養素をしっかりと吸収し、パワーの源をつくり出します。
元気な大腸は、水分を吸収して便を適度な硬さにするとともに、リズミカルなぜん動運動でスムーズな排出をサポートしてくれます。
不要なものがきちんと出ていけば、腸内の有害物質が生成されることもなくなります。
腸は、消化・吸収だけでなく、病原体やウイルスから体を守ってくれる免疫システムにも深くかかわっています。
腸内環境が良好なことも、元気な腸の条件になります。
そのためにも乳酸菌サプリなどを積極的に活用するのも一つの方法かと思います。
便は体の調子を判断する身近なもの
便は体の調子を判断する身近なものです。
あまり見たくないものですが(笑)、ここで少し便を考察してみましょう。
排便回数は、理想は1日に1回ですが、出なくても大丈夫。だいたい1〜3日に1回であれば心配ないそうです。
2〜3日に1回でも、残便感がなくスッキリしていれば、便秘とはいいません。この辺は個人差がありますよね。
便の量は、食べるものの量や種類によって違ってきますが、植物性の食物を多く食べる人では量が多く軟らかい便で、肉類を多く食べる人では乾燥した少ない便をする傾向があります。
1日の量の平均は100〜200gぐらいで、重さの2/3が水分、1/3は腸内細菌、セルロースや不消化物、胃や腸の分泌物や剥離した細胞からなります。脂肪の排出量は約2g程です。
しかし、うんちが出ないのは、体にとって必要ないものがたまっていくことですから、あまり長くならない方がいいですね。
好き嫌いなく何でも食べて、軽い運動をしてみるのもいいでしょう。
量 :1日に100〜200g(卵2〜4個くらい)
回数:1日に1〜3回(食べてから24時間)
なるほど、1日3回から1週3回程度の回数なら正常範囲内で、1日1〜2回が理想ですね。
あなたはどうですか、日々気にしてチェックてみるのも、あなたの健康管理に必要なことかと思います。
あなたの便は大丈夫?便の形や色からわかる健康状態
あなたは、毎日のお通じをしっかりチェックしていますか?
便の形や色などによって、体が発するサインはバラバラ。では、一体どんな状態がベストなのか、、、便をいくつかのパターンにわけて、それぞれの健康状態について紹介しています。
あなたの便は大丈夫ですか?
一番理想的な形です。お尻にも負担がかからないので、いい状態ですね。
善玉菌が強く、いい健康状態です。
食べ物や水分量の少なさが影響していると考えられます。便秘気味で、あまりよくない状態ですね。実は食物繊維を摂り過ぎて、便秘になることもあるんです。大豆やゴボウなど、不溶性の食物繊維の摂り過ぎには要注意。海藻や果物などの水溶性の食物繊維(穀類、野菜、豆類、きのこ、果物、海藻)と一緒にバランスよく摂るのが大事です。
食物繊維が多く入っていると、便は浮くようになっています。なので、食物繊維がしっかり摂れているということになります。
悪玉菌が強いので、食物繊維(穀類、野菜、豆類、きのこ、果物、海藻)をとり、運動をしよう。
においもきつい場合、お肉、油ものをとりすぎているかも。野菜や穀類、発こう食品(みそ、しょうゆ、ぬかづけ、ヨーグルト)を積極的にとろう。
水分を摂り過ぎたり、冷たい水を飲み過ぎると下痢になります。普段の生活習慣でそうなる人もいますが、潰瘍性大腸炎やクローン病など、腸に炎症を起こしている病気の可能性もあります。排便の回数が多くなっていたり、微熱や出血がある場合は、早めに病院で診察を受けましょう。
便がお腹の中に残っている時間が長いと、コロコロしたり黒くなったりしやすいです。でも、イカスミを食べたら真っ黒になるように、便の色は食べたものによって変わってくるので、見わけがつきにくい場合もあります。基本的には、茶色から黄色の濃い感じがいいですね。
卵の白身みたいな感じのドロっとしたものが、毎回ついているのは良くないですね。腸が炎症を起こしている可能性があります。
食物繊維を摂り過ぎても、便秘になってしまうんですね。
しかし、毎日便が出ないといけないのかといったら、そういうわけではないようです。2日に1回の人もいれば、3日に1回の人もいる。排便のリズムは人それぞれです。
1日2日出なくても、お腹が痛い、お腹が張って苦しい、排便に時間がかかる…。といった不快な症状がなければ、便秘の心配はないですね。
便は、毎朝絶対に出さないといけないものだと思っていませんか?
「毎日出さないといけない」という強迫観念にとらわれてしまうのは良くないです。絶対にこの時間に出そうと、同じ時間にトイレに行くのも止めたほうがいいですね。無理やり出そうとして、力んでしまうとお尻にもよくないですから。。。
焦らずに、出そうなときに出す。これが結局いちばんい負担がかからず体にもいいですね。
それでも、食生活など、日常生活で気をつけても1週間以上排便がない場合には、病院に行きましょう。
排便のサインを見逃さずに、体調管理に役立ててくださいね。
あなたの便の色は?いいうんちの条件とは?
いいうんちの条件はまず、気持ちよく出ることです。やっぱりカギは「快便」ですね。
そうです。ストーンと出て紙もいらないぐらい後味スッキリなのが理想的。そんな健康なうんちでは、含まれる水分は約80%です。
水分がこれより多いのは下痢気味のドロドロうんち、少なければ便秘気味のカチカチうんちで、どちらも快便からは遠のいていくのです。
色とにおいも、いいうんちを見分ける大事なポイントですよ。
理想のうんちは黄〜黄褐色。これは大腸内の善玉菌が元気な証拠です。善玉菌が元気なとき、大腸の中はpH6.2〜6.8程度の弱酸性になっています。すると胆汁分泌が抑制され、うんち全体が黄色っぽく色づきます。
ですが悪玉菌の勢いが強くなると、腸内は弱アルカリ性(pH7.5程度)になり、色が黒ずんでしまいます。においも善玉菌優勢のときは香ばしい程度ですが、悪玉菌が増えると強烈に臭くなります。
あなたの便の色は?
黄褐色
正常な便の色調です。これは胆汁色素ビリルビンによると考えられています。
黄色
高度の下痢便などで見られます。牛乳の多飲、ダイオウ末、センナの下剤の服用や脂肪便のときでも見られます。
茶〜茶褐色
食べ過ぎ、飲み過ぎの場合。
濃褐色
便秘の時や肉類の多い食事で見られます。また、ココアやチョコレートを大量に食べる人でもこの様な色になります。
黒色
上部消化管の出血でコールタールに似ているため、タール便ともいいます。50〜75ML以上の出血で便を黒色にし、1,000ML以上の出血は2〜3日続いてタール便となります。また、イカ墨料理、ビスマス剤、鉄剤、薬用炭も黒色便になります。
緑色
母乳の赤ちゃんの便や緑色を呈したクロロフィルを多く含む緑色野菜を大量に食べる人の便は、緑色になります。
赤色
赤色は出血した場所が肛門に近いほど新鮮血を呈します。痔核や肛門裂傷は血液そのものの新鮮血で、S状結腸や直腸よりの出血は、新鮮血と凝血した血液の固まりを含んでいます。上行結腸や横行結腸よりの出血は濃紫色、血液が便の周囲に付着しているのは直腸や肛門よりの出血と考えられます。赤黒いゼリーのようなものは、腸重積の疑いがあります。
灰白色
胆汁の出が悪いか、胃透視時のバリウムによるものです。腸結核、膵疾患でもこの様な色になります。
食べた物や疾患によって影響されますが、においのもとは腸内細菌によってたんぱく質が分解された結果できるスカトール、インドールという物質によります。
腸の働きが弱いときはにおいは弱くなり、便秘などで腸内の滞留時間が長くなると、においが強くなります。
また、未消化たんぱくはアルカリ性のにおい、未吸収の炭水化物は発酵して酸性臭、肉食が多いときは腐敗臭、脂肪便は酸性臭、膵疾患や直腸ガンでは特に強いにおいを発します。
もうひとつ大事なのが、形です。
いいうんちはバナナ状で、途切れることなく一続き。固さがちょうどいいので、スムーズに出るのです。
これが水分の少ないカチカチうんちだと、途中でぶつぶつ切れがち。逆に、便器の中で崩れて原形をとどめないほど軟らかいのは、ドロドロうんち。
ほかにも、ミミズのような細いうんちや、ウサギの糞のようなコロコロしたうんちもあります。細いうんちは食物繊維不足、コロコロしているのはストレスの影響で腸の動きが悪くなっている証拠です。
なるほどね〜、腸の状態が反映されて、うんちにいろいろなサインが現れるわけですね。
快便のための「3つのうんち力」とは?
いいうんちを出すためには「3つのうんち力」が必要になるそうです。
その3つとは、「つくる力」「育てる力」「出す力」になるそうです。
「つくる力」は、いわば食べ物との知恵比べ。食物繊維をしっかりとるのが基本です。野菜類や芋類、穀物などをバランスよく食べましょう。
「育てる力」は、腸内の善玉菌を元気にすること。これには発酵食品やオリゴ糖が有効ですね。
ここまでは食べ物の注意。お通じ対策としてヨーグルトを食べている人は多いでしょうが、それだけでは不十分ってことです。
では最後の「出す力」とは?
うんちを押し出す筋力。必要なのは運動ですね。
やはり、いいうんちにも筋力が必要です。特に大事なのが、大腸周りの腸腰筋。座りっぱなしだと凝り固まりやすいので、まずはよく歩くことですね。
病気のサインがうんちに現れることもあります。次のような場合はすぐに病院へ行きましょう。
こんなうんちは要注意!! 病気のサインかも知れません。
黒うんち
墨汁のような真っ黒なうんちは、消化管の上流で出血がある証拠。食道や胃の潰瘍、炎症、がん、などの可能性あり。
赤うんち
鮮血のように真っ赤なうんちは、肛門に近い場所で出血している可能性大。大腸の炎症やポリープ、がん、痔などが考えられる。
灰色うんち
石灰のような灰色うんちは、色をつくる色素(胆汁色素)の流れが悪いサイン。胆石や胆のうがん、肝臓がんが疑われる。